Red Notebook 『トゥモローランド』或いは素晴らしい新世界 忍者ブログ
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ディズニーとか映画とか。All I can say is this: listen to me. My name is Raito. That is not my real name.
2015年06月06日 (Sat)

ディズニー好きの間では随分前から話題になっていたこのプロジェクト。
こちらのブログ記事とか読むと、とってもワクワク感が伝わると思います。

そして満を持しての公開!初日にIMAXで見てきました。
IMAX特典はポストカード(かわいい!)


※ネタバレしています。



とにかく冒頭のニューヨーク万博のシーンが最高すぎる。
もうね、"There's a Great Big Beautiful Tomorrow"が流れただけでディズニー好きとしてはテンション爆上げ↑↑↑になりますよね!フゥ!



ニューヨーク博並みにテンションが上がるのが、バッジに触れたケイシーが垣間見るトゥモローランドの世界。
天高くそびえる建築物、ジェットパックで自在に飛び回る人々、滑るように発射されていくロケット……
そんでもって、「宇宙船にはあなたの分の席もあるわよ」とか言われちゃうんですよ。
あと宇宙服のデザインがスマートでオシャレでめちゃくちゃステキ。


他にもオタク心をくすぐるのが、怪しげな懐古グッズのお店。
いかにも「オタク向け」な雑然さでワクワクします。
アメトイの店とかこんな感じだよね。
ルーカス・フィルムとマーベルを買収したディズニーさんが、
露骨なまでにスターウォーズ要素とマーベル要素を推しているように見えるのは気のせいです、気のせい。


あとエッフェル塔あたりのシーンのレトロフューチャーがたまらん、ガジェット萌えすごい。


キャラクターたちも魅力的です。
皮肉屋のフランク、溌剌としたケイシー、超越者アテナのトリオのやりとりは見ていて飽きません。
特にケイシーのキャラクターは嫌味がなくていい。


余談ですが、予告編から想像してたケイシーは、
「ぁたしケイシー。今日はガッコをフケてバイク走らせてたら警察にパクられてまぢムカツク。
いちおー釈放されたけど、変なバッジに触ったらマジヤバイ。
なんか特別な存在とか言われたけど世界救うとか、超タルいんですけどー。」
みたいなキャラだったので(……)本編の彼女がキラキラ活気にあふれたとっても良い子でびっくりしました。


で、ここからはお話の筋について。


この作品の悪役は、
「『トゥモローランド』に居るのは選ばれた、優れた人間。『地球』にいるのは、愚かで野蛮な人間。
だから愚かな人間は恐怖で支配しなきゃ駄目だよねっ」という胸糞な選民思想の持ち主です。
(「世界がダメになってるのは皆がより良い世界を目指してちゃんと努力しないから」という正論っぽいことも言っているんだけど)
もちろんそんな理屈で世界が滅んでいくのを見過ごすわけにはいかないので、
主人公たちは悪役を倒し、人類を恐怖に陥れていた機械を壊してめでたしめでたし。


なんというか、この悪役の理屈って『ウォッチメン』っぽいですよね。
「人類はこのままほかっとくとアホすぎて滅んじゃうから、共通の敵を作ってあげて世界を平和にする!」
「ふざけんなてめーは何様だ」みたいな。
ブラッド・バード監督は『Mr.インクレディブル』でも『ウォッチメン』リスペクトしてたし、『ウォッチメン』大好きだなー。
(というか『Mr.インクレディブル』はほとんど『ウォッチメン』のファミリー向け翻案と言ってもいい)


で、最後、トゥモローランドを復活させたケイシーとフランクが何をするかというと。
新たなリクルーターを作り、「トゥモローランド」に来るのに相応しい人間を探すんですよ。
「えっその選民思想は否定しないんかーーい!??」ってずっこけたよね……
選定基準が「賢い人間」から「夢見る人間」に変わっただけじゃん。
「夢見る人間」を連れてきて「夢見る人間」の世界を創るんじゃなくて、
今の世界の人たちを「夢見る人間」にしよう!っていうのなら、まだ納得できるんだけど。


これじゃあ、完全にここから新たなディストピアが生まれる展開じゃないですか。

こんなんだったら、『ワールズ・エンド~酔っぱらいが世界を救う!~』のオチの方がずっとステキですよ。
「人間は愚かだから我々の言うとおりにした方がいい」
「馬鹿でいるのは人類の基本的な権利だ!バーカバーカ!」
で世界が一度滅んで、荒廃した世界の中でケイシーとフランクがオーディオ・アニマトロニクスと一緒にサヴァイヴするオチで良かったよ!

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